[2007.12.27] -[政策と実績・子育て・教育・議会報告]
子どもの医療費は、現在3歳まで(通院)しか助成がないため、「4歳以降、幼稚園や保育園で病気がうつりやすい時期の医療費が大変」「せめて就学前まで年齢をひきあげてほしい」との声が高まっています。
来年4月から国の医療制度の改正で市の負担が軽減されるため、ぜひこの機会に助成の年齢を就学前まで引き上げるよう、さらがいふみ議員が強く求めました。
医療費助成の拡充は全国の流れ
近年、子どもの医療費助成は兵庫県で小学校3年生まで、東京都で中学校卒業まで拡充されるなど、全国の自治体で大きく広がっています。
大阪府下でも、43市町村のうち、1年生まで助成が1自治体、就学前までが19自治体と、約半数が就学前まで助成をおこなっています(資料)。
近隣の枚方市、寝屋川市でも、今年の10月から、就学前まで年齢が引き上げられました。
交野市では現在3歳まで(通院)しか助成がありませんが、4歳以降は幼稚園などで病気になりやすく、歯科や眼科などの受診も増えるため、せめて就学前まで、助成の年齢を引き上げることが求められています。
来年度、国の医療制度改正で、年齢引き上げの条件が広がる
来年4月から、国の医療制度改正で、就学前の子どもの医療費の自己負担が3割負担から2割負担へと軽減されます。これによって、現在交野市が負担している3歳以下の通院費・就学前までの入院費が、約1000万円軽減される見込みです。
市の答弁では、「助成の年齢を1歳引き上げるためには1500万~1600万円、就学前までの引き上げには、3500万から4000万が必要である。市の財政状況は厳しく、1歳の年齢引き上げも難しい」との説明。しかし、来年度から国の制度改正で市の負担が減る1000万円にあと500万円足せば、すぐにでも年齢を1歳ひきあげることは可能です。日本共産党は、国が子育て支援の一環として、制度改正をするこの機会にぜひ、交野市でも就学前までの医療費助成にとりくむよう、強く要望しました。