[2008.2.29] -[政策と実績・子育て・教育・議会報告]
子育て支援として、こどもの医療費助成の年齢拡大を求める声が高まっています。日本共産党議員団は3月議会で、「交野市の乳幼児医療費助成(通院)の対象年齢を、現在の4歳未満から5歳未満へと引き上げる」条例提案を行いました。
採決は本議会最終日となっています。
こども医療費助成の拡大を求める請願は市民団体から、昨年6月と12月議会に提出されましたが、残念ながら否決(共産党は賛成)となりました。全国的にも医療費助成対象年齢が拡大されるなか、子育て世帯には、子ども医療費助成制度の拡充は日々切実な願いとなっています。
日本共産党議員団は3月議会で、交野市の未来を担うこどもたちの育成支援として大きな役割を果たす、乳幼児医療費助成を現在の4歳未満から5歳未満まで拡大する条例提案を行いました。
今回の提案理由として、国の医療制度の改定による本市の財政負担の軽減があります。これまで国制度として、3歳未満までの医療費は2割負担となっていましたが、4月からの改定で、就学前まで2割負担となります。これによって、市負担の通院と入院費合わせて約1100万円(H20年度予算案)が軽減されます。
医療費助成対象年齢を1歳引き上げるには約1500万円が必要ですが、市軽減分1100万円に400万円を上乗せするだけで助成年齢が1歳拡大できます。
また、条例案では施行を10月1日としているので、今年度は半年分の750万円の予算で可能であり、新たな財源を持ち出さずにすぐに実現できます。