市は、駅前の自転車駐輪場の使用料を、約25%値上げする提案をしました(表参照)。
交野市の駐輪場の経営は、使用料収入が1億1千万円前後あり、土地の賃借料・シルバー人材センターへの指定管理料などを差し引いても、年間1260万円余の黒字(平成19年度)です。黒字経営の駐輪場の使用料を引き上げる必要はありません。
市は、運営経費以外にも、用地の取得や整備にかかる費用についても、受益者負担が必要だとしています。しかし、駐輪場は、市民の誰でも利用でき、安全で円滑な道路交通のためにも重要な設備です。整備等については、税金でおこなうべきであり、こうした費用まで使用料に転嫁するべきではありません。
市は、値上げの理由を「近隣市より料金が安い」「市の自主財源を増やすため」と説明しています。黒字の分野にまで値上げをしていけば、市民の負担は際限なく増え続けます。
以上のことから、日本共産党は使用料値上げに反対しましたが、賛成多数で可決されました。反対は日本共産党の3名(中上・坂野・さらがい)だけでした。