交野市は、9月号の広報で、市立あまだのみや幼稚園を平成23年3月に廃園する基本方針を発表し、パブリックコメントを募集しています。
日本共産党は、就学前教育に重要な役割を果たしてきた公立幼稚園を、縮小・廃園するべきではないと考えます。
基本方針「市立幼稚園3園のうち、第一(あまだのみや)幼稚園を平成23年3月末に廃園にする。」
平成20年 9月 パブリックコメントを募集
12月 議会に条例改正を提案
21年度 例年通りの保育、22年度の4歳児募集を停止
22年度 4歳児なし、5歳児のみで保育
23年度 廃園(保育所部分は存続)
*空き保育室で、22年4月から病後児保育を、23年4月から一時保育を実施する。
意見に住所・氏名を記入し、9月22日(月)までに、郵送・ファックス・eメール・直接持参でこども室まで。
〒576-8501 交野市役所こども室
FAX 891-5046 e-mail :kosodate@city.katano.osaka.jp
交野市の公立幼稚園は、あまだのみや(私市)、あさひ(星田)、くらやま(幾野)の3園が、それぞれの地域に密着した子育て支援の拠点として、重要な役割を果たしてきました。
市の提案では、あまだのみや幼稚園の廃園後は、残る2園に分かれて通園することになります。しかし、これでは遠距離の通園となり、地域や小学校とのつながりが弱まることが心配されます。
交野市の公立幼稚園は、あまだのみや(私市)、あさひ(星田)、くらやま(幾野)の3園が、それぞれの地域に密着した子育て支援の拠点として、重要な役割を果たしてきました。
市の提案では、あまだのみや幼稚園の廃園後は、残る2園に分かれて通園することになります。しかし、これでは遠距離の通園となり、地域や小学校とのつながりが弱まることが心配されます。
公立幼稚園は、私立園に比べて、毎月の保育料や入園料も安く、費用負担が軽いのが特徴です。私立園に通う児童には、就園奨励費(国制度)や市の助成金があるものの、公立に比べて入園料、制服・用品代など、保護者の負担が大きくなっています。
また、公立幼稚園は障がい児も可能な限り受け入れ、加配の保育士をつけて対応しています。どの子にも豊かな就学前教育を保障するために、公立幼稚園は重要な役割を果たしてきています。
市は、廃園後の空き保育室で、平成22年度から病後児保育、23年度から一時保育を実施する方針です。病後児保育などは保護者の長年の要望ですが、これらは公立幼稚園の廃園とは別に必要な子育て支援策として実現すべきです。
いま必要なのは、幼稚園・保育所の充実をはじめ、「子育てするなら交野で」と言われるような、魅力ある街づくりをすすめていくことではないでしょうか。