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  • 橋下知事の「学力テスト発言」は、教育に介入し、教育をゆがめる暴言

    [2008.9.11] -[政策と実績子育て・教育]

    学力テストの市町村別結果は公表すべきでない

    教育に介入する知事の暴言

    「全国一斉学力テスト」の都道府県別結果を受けて、橋下知事が「市町村別の結果を公表すれば、どこの市町村教委が仕事をしていないかすぐわかる」「(公表しない教委には予算に)差をつける」と発言し、市町村別の結果公表を求めています。
     橋下知事の発言は、大阪の「学力低位」の責任を教育行政におしつけ、教育に介入する暴言です。

     

    教育をゆがめる結果公表はすべきでない

    「学力テスト」は、過度の競争をまねき、教育をゆがめるとの批判が多く出されるなか、昨年度から実施されています。文科省はテスト結果の公表は都道府県別のみとし、市町村別の公表については、「序列化や過度の競争につながらないよう配慮」して、市町村の判断にゆだねるよう通知してきました。
     市町村別の結果が公表されれば、点数によって自治体・子どもたちの「学力」をランク付けし、本来の教育とかけ離れたテスト対策が重視されるなど、子どもたちを苦しめ、教育をゆがめる動きにつながることが心配されます。
     日本共産党市会議員団は、9月9日、交野市教育委員会に対して、学力テストの市町村別結果を公表しないよう、申し入れました。(要望書は下記の通り)

     

    「全国一斉学力調査」の市町村別結果を公表しないよう求める要望書


     大阪府の橋下知事は、「全国一斉学力調査」の結果を受けて、市町村別の結果を公表するよう求める発言を繰り返しています。
     そもそも「学力調査」の実施にあたっては、文部科学省が「序列化や過度の競争につながらないよう配慮」し、公表については市町村別の判断にゆだねる通知を出してきました。市町村別の結果が公表されれば、自治体と子どもたちを点数によってランク付けし、自ら考える力や広い意味での学力よりも、テスト対策が重視されるなど、子どもたちを苦しめ、教育をゆがめる動きにつながることが心配されます。
     橋下知事は、教育に介入する言動を繰り返す一方で、少人数学級の意義を認めず、習熟度別指導を押し付け、教職員の人件費や私学助成を削減しようとしています。これらは、学力の向上に逆行するばかりか、教育に、さらなる競争と格差を持ち込み、教育のあり方を大きくゆがめるものです。
     本来、子どもたちが豊かに成長し、真に学力を高めていくためには、一人ひとりの子どもを大切にする少人数学級の拡充など教育条件の整備をおこない、教職員がゆとりと誇りをもって教育にとりくめる条件をととのえることが求められています。
     貴教育委員会におかれましては、教育に過度の競争や序列化を持ち込もうとする、全国一斉学力調査の結果公表はおこなわず、子どもたちが真に豊かに学び成長できるよう、最大限の役割を発揮していただきますよう、強く要望いたします。
     具体的な要望項目は以下の通りです。

    一、「全国一斉学力調査テスト」の市町村別結果を公表しないこと