星田駅前マンション１階駐車場を改築して、パチンコ店にする工事が始まろうとしています。この箇所でのパチンコ店開店は、星田小学校から１５０ｍ以内であり、交野市の「風俗営業等に係る特定建築物の建築等の規制に関する条例」（略して風俗営業規制条例と呼ぶ）に違反します。
市は５月25日、事業主に対し、風俗営業規制条例にもとづき「建築等中止命令」を行いました。
５月29日に開催された臨時市議会は、パチンコ店建設中止を求める旨の「交野市風俗営業等に係る特定建築物の建築等の規制に関する条例の遵守を求める決議」を採択しました。同時に、市議会は市長に対し、「市議会への報告が工事開始直前の５月15日であり、あまりにも時間が経過している」と遺憾である旨の申し入れを行いました。
良好な住環境が壊されることを心配されて、「星田駅前パチンコ店出店に反対する会」が結成され、署名運動に取り組まれています。５月29日に「反対する会」から「交野市星田５―８のパチンコ店建設差し止めに関する請願」が出され、全市会議員が紹介議員となり市議会に提出されました。６月８日の６月議会１日目に採択される予定となっています。
住民団体からの請願
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| 【請願趣旨】 |
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交野市星田5-8において、「交野市風俗営業等に係る特定建築物の建築等規制に関する条例」で建築等が規制されているパチンコ遊技場が建設されようとしている。 当該場所にパチンコ遊技場が建設されることにより、交通・騒音・照明・治安など様々な問題が起こることが予想される。また、当該場所前は児童の通学路及び児童の集団登校の集合場所となっており、子ども及び近隣住民の影響も計り知れないものである。このことは、星田小学校及び近隣住民だけでなく、交野市全体の教育環境・住環境にもかかわる問題であることから、パチンコ遊技場の建設を中止させることを求めるものである。 |
市議会の決議文
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交野市は、市民の健全な風俗を保持するため、キャバレー等、パチンコ遊技場等及びラブホテル等の立地及び建設等の規制を行い、もって良好な社会環境及び教育環境の保全を図ることを目的として、昭和63年6月17日に交野市風俗営業等に係る特定建築物の建築等の規制に関する条例を制定した。 以降、今日まで、市民の理解や関係各位の努力により、市域の良好な住環境が保たれてきた。 しかし、このたび、星田5丁目地内において建築等を計画されているパチンコ遊技場は、同条例に違反しており、本事案に関し、関係各位は改めて同条例の趣旨を尊重し、その遵守に努めることを強く求めるものである。 以上決議する。 |