市は、星田駅前の条例違反のパチンコ店建設について、7月24日、パチンコ店の建築続行を禁止する仮処分命令を、大阪地裁に申し立てました。
星田駅前で建築中のパチンコ店について、市は、条例の禁止区域にあたることから、条例に基づいて建築中止命令、刑事告発を行ってきました。
しかし、建築主が工事を続けていることから、市は7月24日、大阪地裁に建築続行禁止の仮処分命令を申し立てました。
大阪地裁が市の訴えを認めれば、建築中止の仮処分命令が出されることになります。
平成20年に、奈良市がパチンコ店建築中止の仮処分を、条例違反を理由に申し立て、却下となったことから、今回の申立では、「パチンコ店の来場者が、隣接する市所有地に駐車・駐輪する可能性が高く、交通安全、防災上も問題がある。」と、市所有地との関係を強調しています。
今後の大阪地裁の判断が注目されます。
◆5月下旬
建築主が工事着手
◆5月25日
市は、建築主に「特定建築物建築等中止命令書」を送付
◆5月29日
市議会で「条例の遵守を求める決議」を可決
◆6月8日
市議会で「パチンコ店建設差し止めに関する請願」(提出者:出店に反対する会)を採択
(7月1日現在、4万1756人分の署名が提出される)
◆6月25日
市は、建築主を条例違反の疑いで刑事告発
◆7月2日
市議会から、大阪府知事・公安委員会宛に陳情
◆7月24日
市が、大阪地裁に建築続行禁止の仮処分申し立て