[2009.11.24] -[議会報告]
保育所の待機児童の解消は、子育て世帯の切実な願いです。
決算特別委員会で、日本共産党のさらがいふみ議員は「保育所の新設・増設も含めて、待機児童解消のための計画を示し、対策を急ぐべきだ」と求めました。
【質問】保育所の待機児童の状況は。
【答弁】平成20年度は4月当初で14人、12月で79人である。(21年4月は21人、11月1日現在43人)。なお、市が集計する「待機児童」とは、保護者がすでに月20日以上・一日6時間以上就労しているなど、入所要件を満たしている待機者である。
【質問】月19日以下・一日6時間未満の就労や、求職活動中などの「誓約児童」を合わせると、入所待ち人数はどれぐらいか。
【答弁】待機児童・誓約児童合わせて、平成20年4月で 78人、21年4月で84人である。
【質問】市はこれまで、待機児童の解消のため、どのような取り組みをしてきたのか。
【答弁】平成17年に星田保育園が定員を増やしたほか、各園で定員の115%まで(4月当初)受け入れる弾力化を行なってきた。
【質問】定員の弾力化をしても、なお待機児童が解消しない状況が続いている。保育所の新設・増設が必要ではないか。
【答弁】財政状況が厳しく、施設の新設は難しい。
【質問】子どもの数が減っても、保育所のニーズは増えている。市は、待機児童解消のための、具体的な計画を示すべきだ。
また、緊急の対策として、認可外保育園に通う児童への保育料補助や、公立幼稚園での預かり保育を実施すべきだと考えるが。
【答弁】公立幼稚園での預かり保育の実施も含めて、今後の方向性を検討中である。