[2009.11.24] -[議会報告]
市は、平成20年度予算において、基金約26億4000万円の中から約7億9800万円とりくずし、基金残高が約18億4200万円になるとしていました。しかし、決算では、約1億1200万円しか使用しておらず、約25億2700万円の基金残高となりました。当初予算時より、約6億8500万円多く残ることとなりました。
中田市政は、市民サービス切下げ・市民負担増を含む第2次財政健全化計画案を提案しています。この財政計画は、平成22年度より基金を取り崩さないことで計算されており、さらに平成27年度に基金15億円以上残す計画としています。
すなわち、平成21年度決算時に基金残高がいくらになるかによって、財政健全化計画の内容も変更される必要があると考えられます。基金から4~5億円取り崩せば、市民サービスや市民負担増を行う必要がありません。
また、第1次財政健全化計画はH16年~H22年、第2次計画はH22年~27年となっており、H22年度が重なっています。したがって第2次計画は、平成21年度決算にもとづいて再検討し、H23年度からの計画とすべきです。その間に、市民的な議論を積み重ね、まちづくりの方向や財政問題を市民が共有できるものにすべきと考えます。