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  • ゆうゆうバスは現行の3台で運行を(2010年3月議会)

    [2010.3.23] -[議会報告]

    市は9月より、ゆうゆうバスの運行を3台から2台に減らすことを決め、新たな路線の検討に入っています。さかの光雄議員は、3月10日の市議会一般質問にて、「2台に削減する理由がないこと」「2台になれば、非常に不便が生まれること」を明らかにし、3台の運行を強く求めました。

    2台に削減する理由がない

    市は2台に削減する理由として、①ゆうゆうバスの運行目的があいまい、②市財政が厳しい、③京阪バスの経営環境を圧迫している、と3点をあげています。
    さかの議員は3点とも理由がないことを明らかにしました。

    ■ゆうゆうバスの運行目的があいまい

    日本共産党は今議会に、ゆうゆうバスを福祉バスとして位置づけ、利用者を「65歳以上の高齢者、障がい者及び介護者、妊婦、乳幼児及び保護者」とする「交野市福祉バス条例案」を提出しました。運行目的は条例や要綱で定めるべきものであり、市がいままで定めてこなかったこと事態が怠慢であり、バスの削減と関係がありません。

    ■財政が厳しい

    財政健全化期間(H22年~27年度)の最終年度のH27年度に市は、15億円以上の基金を残す計画です。ゆうゆうバスの経費削減額は、この期間で5500万円です。基金から5500万円取り崩しても、財政上問題はありません。

    ■京阪バスの経営環境を圧迫している
     
    市は、「京阪バスの交野駅から星田駅を結ぶ南部方面で、ゆうゆうバスと競合している」と説明しました。しかし、ゆうゆうバスを3台から2台に削減の場合でも、路線を変更しながら星田コースが残り、京阪バスの乗客が何人増えるか不明です。
     京阪バスは、駅を基点とした公共交通であり、ゆうゆうバスは、市内の公共施設、駅などを巡回する福祉バスであり、各々の位置づけが異なります。

     

    ゆうゆうバス運行状況・利用者数

     

    2台に削減により非常に不便

     2台への削減案は、倉治コース(運行時間42分)と郡津コース(同35分)を統合した新コース(同51分)とし、星田コース(同48分)も路線変更した新コース(同58分)としています。
     1回の巡回時間が延びることにより、乗車時間も長くなり、障がい者・高齢者や妊婦などへの体への負担も増えます。
     1回の巡回時間が延びることにより、1日の便数が減ります。そのために、催しなどに参加する場合、今までより早い時間の便に乗り、遅い時間の便で帰ることになり、かかる時間が大幅に増えます。
     また、所要時間は、妙見東2丁目からいきいきランドへ卓球やプールに行く場合、現在の行きの所要時間は12分、帰りは46分ですが、削減の新コースは行きに40分、帰りに98分と倍以上の時間がかかります。
     3台から2台に減らせば、非常に不便になります。

     

    福祉バス条例の制定を


     日本共産党が提出している、ゆうゆうバスを現行通り運行する内容の「交野市福祉バス条例案」は、23日の市議会都市環境福祉常任委員会で審議され、26日の市議会本会議で採決さ れます。ぜひ、傍聴にお越しください。