[2010.3.23] -[議会報告]
市内保育園では定員を越えて受け入れていますが、待機児童はいっこうに減りません。中上さち子議員は、入所希望者も多いことから、待機児童は弾力化ではなく保育所の新設・増設で解消することを3月議会で強く求めました。
【質問】
「育休明け保育を申し込んだが入れない」「パートや求職中は順番が回ってこない」、「経済的理由で働きたい」など、入所希望者は増えている。
待機児童数は何人か。又さらに弾力化できる人数は。
【答弁】
市内の保育園10園合わせて1115人の定員であるが、弾力化で1223人まで受け入れている。1月現在の待機児童は140人であるが、弾力化で入所できるのは30人である。
【質問】
弾力化で待機児童が解消されないことは明らかである。公社用地や市の未使用地を使った公立保育所建設や、国の「安心こども基金(*)」を活用した解消策をすすめるべきではないか。
【答弁】 府内49施設で、基金を活用した新設や増設が行われている。保育所の新設や増設も考えられるが、財政状況を考えると困難である。今一度、解消策について、民間園の協力を求めながら精力的に取り組んで行きたい。
【要望】 子育てへの財政支援を惜しんでいたら、子育てしにくいまちとして若い世帯が離れて行く。自治体の責任として、待機児童の解消策を緊急にすすめることを強く求める。
*「安心こども基金」とは
国の保育所等緊急整備事業の一環、『民間園が待機児童解消にむけ、施設の創設・分園や老朽化改築などの事業に補助。補助割合は国2分の1、市町村4分の1、設置者4分の1負担』となる。