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    [2010.5.24] -[議会報告]

    ゆうゆうバス、市が1台削減の具体案

    3月議会では、多くの障がい者団体から、「ゆうゆうバスを削減せず、現行通り3台で運行してほしい」と要望書が出されました。
     しかし市は、4月27日の議会全員協議会で、9月以降バスを1台削減する新しい時刻表(案)を発表しました。

    1台削減で廃止になるバス停が多数!

    市は、今年9月から、ゆうゆうバスを「(仮)障がい者・高齢者外出支援バス」とし、現在の3台・3コース(星田、倉治、郡津方面)から2台・2コース(倉治・郡津方面、星田方面)に減らすとしています。
    倉治・郡津方面では、1台に統合されることで、運行時間も長くなり、私部6丁目、私部8丁目、天野が原1丁目など、7か所のバス停が廃止されます。
    星田方面では、いきいきランドへの直通分が廃止され、乗り継ぎが必要になることで、いきいきランドの利用が大変困難になります。なお、私市山手では新しくバス停が設置されます。

    1日の便数削減で活動時間に制約が!

     市の案では、各コース1日9便から8便に減らされます。
     お昼の時間帯は、ゆうゆうセンター11時30分発となり(次は13時30分発)、午前中の活動時間が制約されます。夕方も、ゆうゆうセンター16時30分発が最終便(現在は17時)となります。
    また、現在はお盆と年末年始を除き毎日運行していますが、9月から、日曜・祝日は運休とされています。
     1台削減だけでなく、1日の便数、運行日まで削減することで、利用者にとって大変不便なバスになってしまいます。

    妊婦、乳幼児の利用を限定

     新しい「外出支援バス」の利用者について、市は、①障がい者と介護人、②65歳以上の高齢者と介護人、③その他市長の認めるもの、としています。これらの人は、ゆうゆうセンターの利用者以外でもバスを利用できます。
     親子連れ・妊婦については、3歳以下の乳幼児か妊婦が、健診などでゆうゆうセンターを利用する場合に限定されます。妊産婦や子どもの通院、他の公共施設を利用する場合も乗れるようにするべきです。

    削減やめて、今後とも3台で運行を!

     1台削減されることで、バスに乗りきれず、多くの「積み残し」が出ることが心配されます。市は、9月以降、積み残しが出た場合も、別便で迎えにいくことはしない、と答弁しています。
     そもそも、年間17万人も市民が利用し、今後さらに高齢者も増えるなか、バスを削減することは、市民の活発な活動や交流の「足」を止めてしまうことになります。
     日本共産党は、引き続き、3台での運行と、利用者の声に応えた運行形態にすることを求めていきます。

     ■(仮)障がい者・高齢者外出支援バス(案)と(現行)ゆうゆうバスの運行比較

     

    ■(仮)障がい者・高齢者外出支援バス運行時刻表(案)