• HOME
  • お知らせ
  • 議会報告
  • 政策と実績
  • かたの民報
  • 議員団紹介
  • 市北河内4市廃プラリサイクル施設を市議会で視察

    [2008.2.29] -[政策と実績政策と実績環境]

    「ごみ減量につながり、環境にやさしい取り組み?」と言えるのか

    2月から、ペットボトルとプラスチック製容器包装のリサイクルが始まり、廃プラの分別収集が実施されています。19日、交野市議会(日本共産党3人の議員も参加)で4市リサイクル施設の視察を行いました。

    管理棟内には、学習用の立派な設備(映像やゲームコーナー)がありますが、処理棟内に足を踏み入れると、大きな機械音が響き、廃プラのごみの臭いと機械の振動が足元から伝わってきました。特に、分別を手選別で行うコンベヤ(2機)室は天井も低く、30数人が1~2メートル間隔で横に並んでの作業です(マスク着用ですが、密閉された所での長時間作業に身体への影響が懸念されます)。
    廃プラをリサイクルしても、廃プラの最終処理は焼却するしかなく、またエネルギーが必要となります。ごみ減量の基本は、廃プラ製品の製造を減らすことではないでしょうか。
    4市リサイクル施設は、建設前から健康被害を心配する寝屋川住民から中止を求める訴訟が起こされていることや、本市財政が厳しいなか毎年5千万円の多額の負担が必要であることなどの問題点は残されたままです。


     

    収集車で搬入された廃プラは

    ①貯蔵ピットに貯められ ②破砕機と粗選別機にかけられてコンベヤへ ③コンベヤで流れてきたペットボトル・プラスチックなど手で選別され ④カン・鉄類は磁力で除去された後 ⑤ペットボトルとプラスチック製容器包装に分けて圧縮梱包され ⑥梱包物はリサイクル業者に引渡される。     
     ペットボトルは、1トンあたり1800円で業者に売却されますが、プラスチック容器包装は1トンあたり、9万3500円(リサイクル施設負担は3%分)を支払って、すぐ隣のリサイクル民間業者に引き取られています。(業者はパレットとして製品化)
    すでに稼働しているこの民間施設の影響で住民に健康被害がおきています。